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ラメルノエリキサ作者: 渡辺優出版社/メーカー: 集英社発売日: 2016/02/05メディア: 単行本この商品を含むブログを見る「復讐癖」を自認する主人公が、ある日夜道で自身に切り傷を追わせた犯人を追いかけながら、母親や姉に対するアンビバレンツな感情に向き…
ぼくの嘘 (角川文庫)作者: 藤野恵美出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店発売日: 2015/01/24メディア: 文庫この商品を含むブログを見る『ふたりの文化祭』を読み終えた後でそれが連作のうちの一巻であることに気がついて──道理で主人公の「ふたり」はともかく…
黄昏の彼女たち〈上〉 (創元推理文庫)作者: サラ・ウォーターズ,中村有希出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2016/01/29メディア: 文庫この商品を含むブログ (7件) を見る第1次世界大戦で男手を失い、投資の失敗で財政に破綻をきたしたとある上流家庭。ゆる…
ふたりの文化祭作者: 藤野恵美出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店発売日: 2016/03/30メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る現代のふつうの(?)高校生が文化祭の企画に取り組むなかで、何かしらの心理的な変化を経験する、というジャンル。活…
不思議なキジのサンドウィッチ (創元推理文庫)作者: アラン・ブラッドリー,古賀弥生出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2015/11/21メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見るフレーヴィア・シリーズの完結編。前作や前々作では主人公フレーヴィアの…
細胞が自分を食べる オートファジーの謎 (PHPサイエンス・ワールド新書)作者: 水島 昇出版社/メーカー: PHP研究所発売日: 2011/12/02メディア: 新書 クリック: 8回この商品を含むブログ (7件) を見る生物学の新書を久々に手に取りました。テーマは題名の通り…
さよなら妖精 (創元推理文庫)作者: 米澤穂信出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2006/06/10メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 254回この商品を含むブログ (283件) を見るブックオフで見かけた『王とサーカス』の帯に「前作」にあたるという本書についての…
きょうの日はさようなら (集英社オレンジ文庫)作者: 一穂ミチ,宮崎夏次系出版社/メーカー: 集英社発売日: 2016/01/20メディア: 文庫この商品を含むブログを見るこの作家さんの他の作品群とパッと見にもジャンルのちがっている作品。宮崎夏次系の表紙に興味を…
タスキメシ作者: 額賀澪出版社/メーカー: 小学館発売日: 2015/11/25メディア: 単行本この商品を含むブログを見る前作同様の複数主人公の視点の語りから構成されていて、今回の主人公は故障で引退状態の陸上長距離走選手と弟、その友人、そのまた友人の料理研…
パイは小さな秘密を運ぶ (創元推理文庫)作者: アラン・ブラッドリー,古賀弥生出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2009/11/20メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (23件) を見る1950年のイギリスの田園地帯。切手収集にしか興味のな…
Vbscript Pocket Reference作者: Matt Childs,Ron Petrusha,Paul Lomax出版社/メーカー: Oreilly & Associates Inc発売日: 2001/01メディア: ペーパーバックこの商品を含むブログを見るVBScriptについて久しぶりに・・・数年ぶりにすこし勉強しました。前回…
高慢と偏見 上 (ちくま文庫 お 42-1)作者: ジェインオースティン,Jane Austen,中野康司出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2003/08メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 37回この商品を含むブログ (42件) を見るオースティンの作品は基本みなちくま文庫の中野康…
自分だけの部屋 (新装版)作者: ヴァージニア・ウルフ,川本静子出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2013/05/17メディア: 単行本この商品を含むブログ (2件) を見る再読です。一度目はE・サイードの『知識人とは何か』のなかで紹介されていたところから読んだ…
仏果を得ず (双葉文庫)作者: 三浦しをん出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2011/07/14メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 40回この商品を含むブログ (41件) を見る三浦しをんキャンペーン中につき。人形浄瑠璃の太夫(語り手)の若手・笹本健太夫を主人公にし…
秘密の花園 (新潮文庫)作者: 三浦しをん出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2007/02/28メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 79回この商品を含むブログ (115件) を見るカトリック系の女学校に通う那由多、淑子、翠という3人の主人公が、それぞれのやり方で、自分…
厭世マニュアル作者: 阿川せんり出版社/メーカー: KADOKAWA/角川書店発売日: 2015/09/02メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る容姿や振る舞い経歴に基づいて、自分を型にはめて、都合の良い矮小化をして貶める、そういう周りのすべての人間たち…
歴史入門 (中公文庫)作者: フェルナン・ブローデル,金塚貞文出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2009/11/24メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 63回この商品を含むブログ (13件) を見るアナール学派の泰斗、フェルナン・ブローデルの講演録。邦訳の本書は…
JavaScriptプログラマのための 実践的TypeScript入門 (アスキー書籍)作者: 川俣晶出版社/メーカー: KADOKAWA / アスキー・メディアワークス発売日: 2014/06/03メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見るこのシリーズのRuby本がなかなか内容も濃く…
あとかた作者: 千早茜出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2013/06/21メディア: 単行本この商品を含むブログ (7件) を見るこの人は性的関係にこだわるな、と思う。描かれる人物たちの性格付けや置かれた立場はもちろん章ごとに異なるけれど、肉体関係やそれを前…
男ともだち作者: 千早茜出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2014/05/26メディア: 単行本この商品を含むブログ (9件) を見るこういう「社会的空間」とか社会的な地位指定に関する自意識について言及するところの多い著作が好物です。この作品自体は差異化・卓…
ぱらっぱフーガ作者: 竹内真出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2015/03/18メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見る『ヒトリコ』と『屋上のウインドノーツ』の流れで手に取りました。著者はちがいますが。吹奏楽つながりで。そして…
あの家に暮らす四人の女作者: 三浦 しをん出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2015/07/09メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る善福寺川ちかく、古くからベッドタウンとして開発されてきた街に立つお屋敷を舞台に、そこに住まう4人の独身女…
ふたえ作者: 白河三兎出版社/メーカー: 祥伝社発売日: 2015/07/23メディア: 単行本この商品を含むブログを見る久しぶりにこの人の作品を読んだ気がする。それぞれ主要登場人物の主観の叙述で数年がかりの物語が編まれている。そして「ミステリー」というのと…
押しかけ探偵 (講談社文庫)作者: リース・ボウエン,羽田詩津子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2010/06/15メディア: 文庫この商品を含むブログ (7件) を見る『口は災い』の続編。20世紀初頭のニューヨークを舞台としたミステリー。アイルランドからやって来…
ヒトリコ作者: 額賀澪出版社/メーカー: 小学館発売日: 2015/06/24メディア: 単行本この商品を含むブログを見る屋上のウインドノーツ作者: 額賀澪出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2015/06/26メディア: 単行本この商品を含むブログを見るTSUTAYAの単行本コー…
アリス殺し (創元クライム・クラブ)作者: 小林泰三出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2013/09/20メディア: 単行本この商品を含むブログ (21件) を見る「不思議の国」と「現実世界」の並行宇宙(?)を行き来しながら、主人公と犯人とが互いに騙しあいのゲ…
果てしなく流れる砂の歌作者: 大森葉音出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2013/10/28メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る『プランタン』からの流れでこちらも手にとってみました。叙述トリックめいた描写や、自在に寄生する霊的存在との駆け…
プランタンの優雅な退屈作者: 大森葉音出版社/メーカー: 原書房発売日: 2015/03/30メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る「王女プランタンの本日のご予定は──終日、優雅にご退屈」。大西洋上に浮かぶ島の、架空の立憲君主制国家「退屈王国」の…
検閲帝国ハプスブルク (河出ブックス)作者: 菊池良生出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2013/04/11メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (1件) を見る珍しく中東欧系の歴史本を読んでみました。神聖ローマ帝国からオーストリア帝国まで…
夕暮れ密室 (角川書店単行本)作者: 村崎友出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店発売日: 2015/03/01メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る「ん。夕暮れじゃなくない?」と読み終わってからつっこみたくなるタイトル。高校を舞台にした殺人事件を主題…