こんなニュースリリースして恥ずかしくないのだろうか

Feedlyのブクマ整理していたら見つけた。かなりしょうもない記事で、ようするに「理由はわかんないけど共変関係を見つけました」という記事。統計調査的にほんとに無価値で、リサーチ会社としてよくこんなニュースリリースをやってのけたものだとある種の感心を覚える。

おまけにグラフを見る限り、自民と民主の間の空白が目について、「共変関係」の存在自体かなり疑問符がつく。私が分析者であれば、「自民はツイートも得票も多い。」という誰が見てもわかる事実（だからどうしたというのか？）を抜き出した上で、「この調査からはそれ以上のことは何も言えません」という匙投げコメントを付すはず。自民党の座標点を一旦隠した状態でグラフを見れば、第二党以下から構成されるグループの分布度合いが、「ツイートが多いと得票も多い」なんていう結論をすぐには下せない状態であることがわかる。

批判的な内容でもツイート人数が多い政党ほど得票も多い - ネット選挙分析（マイナビニュース）

日経リサーチは10月23日、初のネット選挙として注目を集めた2013年7月の参議院選挙に関して、Twitterのツイートデータを分析した結果を発表した。同社はプラスアルファ・コンサルティングのソーシャルメディア分析ツール「見える化エンジン」を用いて、選挙期間中に投稿された政党名を含むツイート213万件をもとに、ツイートと比例区の得票数との関係を分析している。
（以下略）