M12i.

学術書・マンガ・アニメ・映画の消費活動とプログラミングについて

紺野キタ『つづきはまた明日 (4)』

最終巻ということだったけれど、読んだ感想としては「まとまりがないなあ」というもの。

考えてみればこの作家さんの作品というのはどれも何かドラマティックな展開があるとか話の筋が凝っているとかそういうのではなくて、各話を通じて登場人物たちがそれとなく示す“他者に対するやさしさ”(かたく言えば寛容とか慈悲とか愛情とか)を描くかたちなので、そこは期待の仕方をまちがっていたのかも知れないとは思う。