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ProGuardマニュアル(10) ファイル名

原文は、ProGuard Manual”(Eric Lafortune)です(2011年3月29日取得)。

イントロダクションと索引はこちら

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ファイル名

ProGuardでは種々のファイル名とディレクトリ名を指すオプションの記述に、絶対パス相対パスを使用できます。相対パスは次のように解釈されます:

  • もしベース・ディレクトリが指定されていれば、そこからの相対パスとして、さもなくば、
  • それが記述されているのがコンフィギュレーションファイルであれば、そのファイルの場所からの相対パスとして、さもなくば、
  • 作業ディレクトリからの相対パスとして。

ファイル名には、“<”と“>”で囲うことで、Javaシステムプロパティ名を含めることができます。これらのシステムプロパティは、自動的にそれらが指す値に置換されます。

例えば、“/lib/rt.jar”という記述は、自動的に展開されて “/usr/local/java/jdk/jre/lib/rt.jar”というような記述になります。“”という記述は、ユーザーのホームディレクトリとして、また“”という記述は現在の作業ディレクトリとして展開されます。

空白や括弧などの特殊文字を含むファイル名は、シングルクオテーションもしくはダブルクオテーションで囲う必要があります。これは、ファイル名一覧の中の個々のファイル名ごとに行う必要があることに注意してください。それからまた、コマンドライン上でクオテーション文字を使う場合、それらの文字がシェルにより展開されてしまわないように、エスケープ(訳者:この場合は2重にクオテーションを施す)しなくてはならない点にも注意してください。

例えば、コマンドライン上では、次のようにオプションを使うことになるでしょう。

'-injars "my program.jar":"/your directory/your program.jar"'

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ProGuardマニュアル(11)につづく。