赤江達也『「紙上の教会」と日本近代』
- 作者: 赤江達也
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2013/06/27
- メディア: 単行本
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ふむ。まあわかるようなわからないような・・・。何しろ分析の対象が「精神」なんてことばを駆使する人びとなので、分析する側にもよほど説得力あることばが必要になる、ということかも知れない。
無教会キリスト者であった祖父の、「聖書」=「教養の基礎」であるとする思想や半ドメスティックな個人誌の発行、そのナショナリズムと子どもたちの緊張関係(子どもたちは新左翼運動の盛り上がる時期に少年少女であった)など、記憶の中にある事項の理解には役立った。