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M12i.

学術書・マンガ・アニメ・映画の消費活動とプログラミングについて

さよなら渓谷@スバル座

cinema


映画『さよなら渓谷』予告編 - YouTube

有楽町スバル座で『さよなら渓谷』を観てきた。無言の間や風景を映すカットに、主人公たちの深い葛藤だとか愛憎の想いだとかを想像させる作品だなぁと。直近観た映画では『愛、アムール』の終盤の風景画が連続するシーンを思い出した。

テーマは夫婦論・愛情論ということになるのだと思うけれど、家庭内で夫婦らしい夫婦というか、実物を目撃したこと記憶がないので、その方向ではあまり深い感想も持たない。

ただ、どうしようもない過去を背負って憎悪/贖罪を実践し続けることを約束した夫婦と、そこから一種の教訓を汲み取って自身の家庭を回復させつつ、主人公たちに対しては常に無遠慮な観察者として関与する週刊誌の記者との対称性については、ちょっと皮肉めいたメッセージが込められているように感じた。