大倉から鍋割山〜塔ノ岳〜三ノ塔
昨年も登った鍋割山から今回はすこし足を伸ばしてみました。
小田急線の渋沢駅で下車してバスで大倉までゆき、そこから四十八瀬川に沿って林道・山道を登って鍋割山山頂までいくのは前回同様です。
午前中は天気が悪く、鍋割山の頂上〜小丸〜大丸〜釜冷シ分岐のあたりを歩いていた昼前はぱらぱらと雨粒の落ちる音も聞こえたくらい。1300メートル前後はまだまだ桜と冬芽の世界で殺風景な感じでした。
前回はそこから下山した釜冷シ分岐のところから塔ノ岳に方向を転じ、山頂について後しばらくしたころ、だんだん雲が切れて晴れ間が訪れました。塔ノ岳の山頂は鍋割山より広く、登山客も多く集まっていました(写真は新大日方面から塔ノ岳山頂を写したもの)。見上げると上空にはハンググライダーとパラグライダーが1機ずつ滑空していました。
まだまだ桜が咲いているころなので、周りの落葉樹は早いものでも冬芽が開き、産毛の白っぽい光沢を帯びた木の葉がのぞくといった程度です。
新大日と三ノ塔のあいだにある行者ヶ岳の鎖場は、なるほどその山の名前の由来になっているらしい、登り(降り)にくい箇所でした。
塔ノ岳とその周辺・・・あるいは丹沢全般なのかわかりませんが・・・、山頂付近が平らで台形の山がいくつも見られておもしろい地帯です。塔ノ岳自体もしかり、そこから眺める他の山、烏尾山や三ノ塔もしかり。とくに塔ノ岳や三ノ塔の前後の山道の傾斜はわりときつく、今回半年ぶりの山歩きにはけっこう大変でした。
塔ノ岳〜三ノ塔(〜二ノ塔)のルートは登山客は少なめですが、トレランのひとは多かったように思います。私は三ノ塔から(二ノ塔へはゆかず)牛首方向に降り大倉に下山しました。