M12i.

学術書・マンガ・アニメ・映画の消費活動とプログラミングについて

田沢湖・田沢湖高原・抱返渓谷・角館

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田沢湖西端の潟尻(かたじり)から湖面を眺める。 田沢湖駅から出発して湖畔を一周してまた田沢湖駅に帰るバスが走っている。ただ数時間の間隔を置きながらの運行。直近の豪雨による災害の影響で、盛岡〜田沢湖間の秋田新幹線が減速運転していたため田沢湖駅着が遅れ、結果バスも乗り過ごすというかなり残念な事態に陥った。

空模様がよければ、東方には秋田駒ヶ岳が望めたはず。潟尻のバス停からさらに西に進むと物産館があり、地元産の野菜や菓子を購入できる。枝豆はその場でゆでてもらうこともできる。

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田沢湖高原に来てもまだ曇っている……。 田沢湖駅〜田沢湖高原〜乳頭温泉郷の路線バスは湖畔周回線よりも頻繁に走っていて助かった。観光登山のお客が多い時期が過ぎているためか、時間が遅いためか、乗客はせいぜい10名程度。

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乳頭温泉郷で見かけた水木の実。 実は8月19日までであれば、田沢湖高原から秋田駒ヶ岳8合目までを往復するバスが運行されていたのだけれど、あいにく現地に赴いたのは8月20日から(バス運行期間はマイカー規制が敷かれている)。タクシーで行くのも気が引けたので、駒ヶ岳はやめにして、田沢湖高原から例のバスで乳頭温泉郷に出かけた。

温泉郷周辺はブナの二次林が広がっていて、明るい林の中を歩くのはまずまず気分良し。ただし季節柄蚊が多いのと、整備途中の遊歩道はあきらかに案内表示不足で、迷子になる危険があるので注意(誇張ではない)。お昼は休暇村のレストランでいただいた。

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抱返り渓谷の遊歩道なかばあたりにある、回顧ノ滝。 田沢湖から在来線で神代駅まで。そこから渓谷に向かった。バスはない。道路標識もほぼないようなもの。タクシーで移動するという手もあったけれど、6kmくらいなら実際たいしたこともないので徒歩で。田沢湖周回バスの件もそうだったけど、この辺は基本的にマイカーで来ないと厳しいなあという印象。

在来線の車窓からは休耕田がかなり目に付いたけど、さすがにこのあたりまで来ると山が後退して平地の面積が広がり、休耕田の割合が減っている。水田や自家用野菜畑の広がるなかに、針葉樹主体の林が割合多く分布している。杣山にしては小さすぎるので、地区ごとのお宮の森かもしれない。

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煉瓦造蔵座敷が自慢の安藤家のいぶりがっこは無添加の甘さ控えめ。 角館は北部の上級士族の館群の並ぶ街区が見事。でも南部の下級士族の館群のあった街区のほうにも見所があり、写真の安藤醸造(みそや漬け物ほかを販売)のような立派なお店もちらほら。

駅から市街までのあいだの商店街には名物のなると餅や諸越(唐土)などを販売する菓子店が数件あるほか、市街中心南西の西宮家屋敷地には資料館のほか、蔵を改造したレストラン、地元でつくられた漬け物・煮物・菓子を売るコーナーがあった。

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雲平(うんぺい)という菓子。 田沢湖駅前の土産物店でも販売していたけど、角館でも買うことができた。米粉と砂糖でつくられた菓子で、食感は餅と蒸しパンの中間といった感じ。白いままの生地とごまや抹茶などで着色した生地を併用してマーブルになっているものが多い(写真の雲平はなっていないもの)。

前述の西宮家の売店のおじさんいわく、「きれいに渦巻き状になっているのは工場生産のもの」。たしかにふつうの土産物屋の店頭で売られているものはきれいな鳴門模様だった(ついでにちょっと甘すぎた)。