M・ナイマンのピアノ協奏曲

Nyman: Piano Concerto / Where The Bee Dances

これはたぶんいつか観た映画か何かの影響に違いないのだけれど、このメロディを聴いていると曲名どおりに浜辺や林のなかの風景が脳裡に浮かんでくる。

そこはひとの生活の場、ひとの生涯のある一場面が演じられた場所、けれどもそこを眺める視線は非人間的で超時代的、ものごとのはじまりと終わり、季節の移ろい、空間の広がりも時間の経過もすべて鳥瞰的な視界のなかにある、そんなよくわからないイメージが浮かんでくる。