M12i.

学術書・マンガ・アニメ・映画の消費活動とプログラミングについて

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『1/2の騎士』からファンタジーの要素はなくして、コメディ要素を増量したかんじ。軽妙さが高じていてとても読みやすい。
「いつか大人になって話すときがきたら、辛かった思い出は口にすることはしないだろう。〔…〕その代わり、素敵な寄り道ができたことはみんなに伝えたい。」というわけで、シリーズを通して、毎回毎回物語の筋は吹奏楽からすぐさま・ものすごい勢いで脇にそれて、謎解きの世界に没入していく。
その辺冷静に考えるとすごく強引な感じもあるのだけど、おかげで友人関係も部活動も謎解きも…でお話の内容にメリハリがなくなることがあらかじめ抑止されているのかも知れない。