ThinkPad X200からMac mini&Airへ
いろいろの事情で、ThinkPadをモバイル&デスクトップとして使う生活から、Mac mini&Mac Airの生活へと移行することにしました。
とはいえ、Webサイト制作・管理のボランティアの都合および趣味の都合、Windowsとその上で稼働する種々のツールを手放すわけにもいきません。
よって、Mac miniの上に、仮想化ツールを稼働させて代替することに。
VMware Fusion 3ほかあれこれの導入
具体的には以下の通り。
- VMware Fusion 3 … 言わずとしれた仮想化ツール。
- Windows 7 Professional … XPmodeのためにはProでないと。
- Windows Virtual PC … XPmodeの実態。VM再生機。
- Windows XP … IE6・7の表示テスト用OS。
※初期のXP modeでは、仮想化技術搭載CPUでないと動作しない=仮想マシンのCPUでは動作しない、という話でしたが、その後XP modeにアップデートがあり、仮想化技術が必須ではなくなっています。おかげで、ThinkPad X200でもCPUの仮想化技術のスイッチはOFFのまま、Windows 7の上でXP modeを動作させることができました。
とくにVMwareは、Mac上でWindowsを動かすというケース=需要が多いことを反映してか、Windowsのインストールが大変簡単です。
VMwareを起動し、Windows OSのインストールメディアをMacに挿入しているCD/DVDドライブを選択して、初期ユーザー名・パスワードを入力するだけです。あとは仮想マシン作成も含め、すべて自動でインストールを実施してくれます。
なお、XPmodeもMicrosoftのWebサイトに掲載されている手順で、3つのファイルをインストールするだけで、初期ユーザーのパスワードを入力すれば、他は自動で仮想マシン作成とOSのインストールが完了します(こちらはおそらくライセンスの問題から設定項目が絞られている)。
Mac OS Xの稼働に必要なメモリ
VMwareをインストールし、仮想マシン上にWindows 7をインストールした段階(Windows 7の上でXPmodeを動作させる前)で判明したことは、Mac OS X Snow Leopardは、(とくにVMware稼働中)デフォルトの2GB状態ではまともに動作しないこと。エフェクトはもちろんアプリ上でのクリックなど基本的な操作でやたらと待たされる状態です。
このときホストとVMとは、2つのコア(Intel CPU)と、2GBのメモリを仲良く半分ずつ使用しています。VMを動作させるためのアプリケーションが動いているとはいえホストマシンがこの体で、翻ってVM上のWindows 7はさくさく動くのです(その後安全策としてAeroはOFFにしたので余計に快適)。
これでは日用にすらならないので、ThinkPad X200に自分で追加していたメモリ2GB(DDR3)をminiの1GBメモリ×2のうち1つと交換してみました。結果、Mac OS側も元通りさくさく動くようになりました。
ようするにMac OS X Snow Leopardの快適な動作には2GBのメモリが必要ということ。
その後Windows 7にXPmodeを入れて2重仮想化を達成しましたが、1GBのメモリを折半しているはずのWindows 7とWindows XPは、最前のMax OSのようにひどいもたつきは発生しませんでした。