M12i.

学術書・マンガ・アニメ・映画の消費活動とプログラミングについて

Angular CLIで「こういう設定ないかな?」と思ったとき

※この記事を執筆している時点の "Angular CLI" の最新バージョンは "v1.0.0-beta.32" です。情報の新鮮さの判断基準として考慮してください。

Angular CLIで「こういう設定ないかな?」と思ったときどうすればよいでしょう。例えば本番稼動に向けてビルド中にスクリプトをminify/uglifyさせたいとき。例えば開発環境で実行するにあたり"localhost:4200/api/..."配下の要求への応答はバックエンドのWebサービスに委譲させたいとき。

なぜこんなことを言うかというと、公式サイトのドキュメントの整理状況がとても心もとないからです。トップページのメニューにある"CLI COMMANDS"はコマンドリファレンスっぽいPDFへのリンクになっていますが、内容を読むとどう考えても網羅性がありません。このPDFを読んでも「開発サーバで起動する方法」も「開発/本番稼動用にビルドする方法」もわかりません(なのになぜか「GitHub Pagesにデプロイする方法」は記載されていたりします)。StackOverflowやQiitaなど各所からのリンク状況(事実上のリンク切れ=遷移先に対応する"#"がないものばっかり!)から察するに、GitHubリポジトリの"README"には、以前はもう少し詳しい情報が載っていたようですが、今はプロジェクトの初期化方法とBetaバージョン間でのマイグレーションの方法くらいしか載っていません。

半ば路頭に迷いつつ調べて今のところの結論は──

  1. まず"README"を読む。たいてい頼りにならないがここから始めよう。
  2. 次にプロジェクトの"Wiki"を読む。これもメンテ状況が中途半端な感じだが"README"の次に読みやすい。
  3. "doc/"配下のMarkdownドキュメントを読む。おそらく以前は"README"に記載されていたものもこちらに移されているようだ。

例えば、冒頭で例として上げたバックエンドのWebサービスとの連携の方法は"Proxy To Backend"で知ることができます。またビルドに関わる諸種のオプションについては"ng build"にコマンドの例で示されています。