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学術書・マンガ・アニメ・映画の消費活動とプログラミングについて

湯浅誠『ヒーローを待っていても世界は変わらない』

ヒーローを待っていても世界は変わらない

ヒーローを待っていても世界は変わらない

学校の授業やニュースやその他を通じて感知される「日本の社会」について、何かしらの「不満」や「不条理」を覚えているひとはともかく読むべし、という感じな書。

ナイーブな社会観や歴史観から、ショービニズムやポピュリズムの餌食になったり、こころ腐らせて無力感に屈したり、シニシズムや超相対主義におちいる前にぜひ読んでほしい。

(そういう自分は「そういうことはな、人間同士でやんな」的な気分で社会全般に対して斜に構えてしまっているのだけれど。)