M12i.

学術書・マンガ・アニメ・映画の消費活動とプログラミングについて

D・バレンボイムのゴルトベルク変奏曲

仕事帰りとかに電車内で雑音に邪魔されつつ聴いていたりするアルバム。

ゴルトベルク変奏曲ではグレングールドが有名だけれど、彼の演奏はテンポが無闇に速すぎる上、音に味も素っ気もない。その点バレンボイムのピアノのテンポはちょうどいいし、音に弾力があると思う。チェンバロでの演奏がもともとのようだけれど、やっぱりピアノがよい。

映画版の「時をかける少女」でBGMに使用されているのを聴いたころには、それがゴルトベルク変奏曲の第1変奏であることを知らなかった。そもそも変奏曲ってわりには、アリアばかりが有名すぎるんだよね。

それにしても手近で手に入るのがこのアルバムしかなかったからこれを買ったものの、収録したホールの観客がたてる雑音が気になる・・・。