M12i.

学術書・マンガ・アニメ・映画の消費活動とプログラミングについて

耳をすませば

耳をすませば [DVD]

耳をすませば [DVD]

公開直後から何度か見てはいたものの、最近また観直した作品。

恥ずかしながらジブリ作品=宮崎駿もしくは高畑勲監督作品という図式があたまの中にあって、最近のゲド戦記やコクリコ坂を例外のように考えていたのだけど、そんなことはないのだということに本作や『海がきこえる』などのAmazonの商品詳細を見るようになって気がついた。

いずれにせよさすがジブリ作品、ニュータウンのコンクリートとアスファルトに照りつける夏の日差しとか、秋冬の澄んだ青白い空気の雰囲気とか、そういうのをよく描けている。

主人公たちの成長に関していうとちょっとあっさり解決すぎる感は強いけれども、「将来」とか「進路」とかに関するあの不安や恐怖、そこにおける友人や家族からの影響とか、そういう部分もよく描かれていると思う。