M12i.

学術書・マンガ・アニメ・映画の消費活動とプログラミングについて

5月中旬に読んだマンガ

5月中旬は、ちょっとばかり、リソースの開拓もしました。

手のひらサイズ。

手のひらサイズ。 (Feelコミックス)

手のひらサイズ。 (Feelコミックス)

『手のひらサイズ。』は片親家庭の三人姉弟の日常を描いたお話。
紺野キタつづきはまた明日』などと安易にグルーピングをしていいのかわかりませんが、BL・百合も含めて恋愛ものを描いてきた女性漫画誌作家の日常系マンガというのは、味わいがあることが多いのかな、と。

天堂きりん氏は、単行本化されている前作『おひさまのはぐ』との間で、すくなくとも絵的に作風の変化があったようで、筆者としては『手のひらサイズ。』のほうが、完成度が高くよし。

生きろ! モリタ

生きろ! モリタ (F COMICS)

生きろ! モリタ (F COMICS)

ドMの三十男とドSの少女のラブコメディー、でしょうか?

彩ちゃんの、サディスティックな欲求を満足させることのできる状況が到来したときのキラキラ輝く目と、そうでないときの完璧に死んだ目との対称が、なんともいえず。

少女の笑顔に不穏なものを感じて戦慄するモリタもおもしろいですが、そういう男女のやりとりをおもしろおかしく描いている作者は、新連載中の『うすいしげるの日常』も相変わらずな作風で、きっとドSにちがいないなぁ、などと思っています。