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学術書・マンガ・アニメ・映画の消費活動とプログラミングについて

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『パーソナル・ショッパー』を観に久々の映画館

映画『パーソナル・ショッパー』予告『パーソナル・ショッパー』を観に久々の映画館に行ってきました。公式サイトの「映画情報」の解説に惑わされてはいけません。「『今の自分より恵まれた別人になってみたい』という欲望」の話でも、「女性なら一度は憧れ…

『幸せなひとりぼっち』を観てきた

不機嫌じいさんが…!映画『幸せなひとりぼっち』予告編別の映画の上映まえの予告編を観てからちょっと気になっていた映画。こたつでヤドカリの生活にもちょっと倦んできたので観てきました。自尊心が強くて気に入らないことに文句を言いたくてたまらない、そ…

M・ゴンドリー『グッバイ、サマー』

ミシェル・ゴンドリー監督の青春ムービー!映画『グッバイ、サマー』予告編ミシェル・ゴンドリー監督の『グッバイ、サマー』を観てきました。パリのコレージュに通うふたりの男の子ダニエルとテオフィルが夏休みに自作のキャンピングカー(?)でフランス中…

『シン・ゴジラ』を観てきました

『シン・ゴジラ』予告2『シン・ゴジラ』を観てきました。庵野秀明・樋口真嗣が監督ということで、アニメ作品つくってすごい人は特撮作品つくってもすごいんだね、なんて乱暴な一般化をしたら失礼にあたるでしょうか。映像・音楽の演出が巧みで、比喩ではなく…

J・V・ドルマル『神様メール』を観てきた

映画『神様メール』予告編先日Bunkamuraに行った時に予告編かフライヤーかで見かけた映画『神様メール』を観てきました。「聖書」をネタにしたコメディです。原題は"Le Tout Nouveau Testament"で、作中の字幕では「新・新約聖書」。まあたしかにこんなタイ…

是枝裕和『海よりもまだ深く』を観てきた

映画『海よりもまだ深く』予告編はじめてこの人の作品を見ました。阿部寛演じる主人公は、15年前に文学賞をとったきり作家でいながら作品作りに躊躇して何もできないまま、「取材」と称して探偵事務所で働き、クライアントや関係者を強請っては小銭を手に入…

映画『グランドフィナーレ』を観てきた

パオロ・ソレンティーノ×マイケル・ケイン!映画『グランドフィナーレ』予告編映画『グランドフィナーレ』を観てきました。スイスの山中にあるスパを舞台に、老成した人びとがたくさん出てきます。でもテーマは「若さ」(あるいは「若々しくあること」)です…

トランセンデンス

トランセンデンス [DVD]出版社/メーカー: ポニーキャニオン発売日: 2014/12/02メディア: DVDこの商品を含むブログ (7件) を見る人工知能研究が進んで、ヒトの意識の転写ができる(かも)という状態に至った世界が舞台の物語です。「知能」の定義にもよるわけ…

ブリュノ・デュモン『フランドル』

フランドル [DVD]出版社/メーカー: アルバトロス発売日: 2008/01/09メディア: DVD クリック: 24回この商品を含むブログ (14件) を見る10年前のカンヌ国際映画祭で審査員グランプリ受賞を受賞したという作品です。作品は、タイトルともなっているフランドル地…

イム・チャンサン『大統領の理髪師』

大統領の理髪師 [DVD]出版社/メーカー: アルバトロス発売日: 2005/08/05メディア: DVD クリック: 22回この商品を含むブログ (65件) を見る『私の少女』を観たあと「そう言えば」と思い出した作品。何年もまえ、「アムネスティ・フィルム・フェスティバル」の…

チョン・ジュリ『私の少女』

映画『私の少女』(5/1公開)予告編【公式】 - YouTubeとある事情から中央でのキャリアからドロップアウトしてしまった女性警官・ヨンナムが過疎の漁村に赴任してきたところからはじまる物語。こころを閉ざしてしまった主人公は、常態的な家庭内暴力にあう少…

『百日紅』を観てきた

映画『百日紅 ~Miss HOKUSAI~』予告編 - YouTube葛飾北斎の娘・お栄を主人公にした物語。杉浦日向子のマンガが原作で、それをこのたびアニメ化したものとのこと。最近近場に開業したシネコンで観てきました。ぜんたいにひとつの大きなテーマがあるというの…

劇場版『境界の彼方』を観てきた

『劇場版 境界の彼方 -I'LL BE HERE-』 予告篇 - YouTube川崎のシネコンで劇場版『境界の彼方』を観てきました。TVアニメの「総集編」には残念な思い出しかないので、鑑賞したのは後編にあたる現在公開中の「未来編」だけです。もちろん安心の京アニ品質…

中島哲也『渇き。』

映画『渇き。』予告編【高画質】 - YouTube誓って言うけれど役所広司が苦い顔しているのを観たかったのであって、「西欧近代」とその忠実な後継者たる「オリエント」の両世界住人が(短く見積もっても)この300年あまりをかけて全力で「私たち」の視界から排…

ウェス・アンダーソン監督『グランド・ブダペスト・ホテル』

「グランド・ブダペスト・ホテル」予告編 - YouTubeとあるホテルに滞在した作家が聞かされる、あるコンシエルジェとその弟子の冒険譚。作中いろいろ怪しげな地名や国名が登場して、ホテルの立地もアルプスのどこそことされるがわざとらしい合成映像やメカニ…

エヴァ・イオネスコ監督『ヴィオレッタ』

映画『ヴィオレッタ』予告編 - YouTube「バタイユを読む母親」は、自分自身の性的トラウマやその根源に対して、娘の身体、そのポーズ、その視線を通じた代理なしに立ち向かうことのできない、そしてそのようにしてでも立ち向かわざるを得ない人物。その娘は…

ダラ・バーン監督『ダブリンの時計職人』

映画『ダブリンの時計職人』予告編 - YouTube作中で、ホームレスを対象とした福祉政策はもちろん「トラベラーズ」を対象としたそれもかなりあっさり触れるだけになっているのは、やっぱりこの国にとってそれがもはや言わずもがなな事項として認識されている…

アスガー・ファルハディ監督『ある過去の行方』

『ある過去の行方』予告編 - YouTube「過去」は、過去の因果は、個人個人の行為の連鎖を媒介にして、思いもかけず現在に姿を見せるものだ。そしてまた、「イラン人」とは、今でもそのような「過去」を背負って、「過去」に左右されて生きる人びとの中の一例…

ジンジャーの朝 さよならわたしが愛した世界

映画『ジンジャーの朝』予告編 - YouTube友人関係と家族関係、反核運動に対する関わり方を通して、主人公の「成長」を描く作品。身近な人びととの同化を指向し、自分周囲の世界に何とかして整合性・統一性を打ちたてようとする段階(子ども?)から、自他の…

さよなら渓谷@スバル座

映画『さよなら渓谷』予告編 - YouTube有楽町スバル座で『さよなら渓谷』を観てきた。無言の間や風景を映すカットに、主人公たちの深い葛藤だとか愛憎の想いだとかを想像させる作品だなぁと。直近観た映画では『愛、アムール』の終盤の風景画が連続するシー…

副王家の一族

副王家の一族 [DVD]出版社/メーカー: ジーダス発売日: 2010/05/28メディア: DVD クリック: 5回この商品を含むブログ (3件) を見るBunkamura ル・シネマで過去のプログラムをあさっていて知った(思い出した)映画。そう古くないけど。どうしても映画の筋書き…

愛、アムール(監督:ミヒャエル・ハネケ)

トレーラーのセリフってどうしてこういつも“はずした”ものが挿入されるんだとろうかと思った作品。「人生は、かくも長く、すばらしい」ってそんなさわやかな映画じゃないよもちろん、という・・・。シューベルトの即興曲が耳に残る美しい映画だった。病を患い衰…

レ・ミゼラブル(監督:トム・フーパー)

アンナ・カレーニナとスタッフが共通しているらしいと言うので見てみた作品。アンナ・カレーニナが社会学的・道徳的な旅であるとすれば、こちらは心理学的・神学的な旅という感じかな・・・。好みで言えば前者の方がよかった。演出としてもストーリーとしてもそ…

アンナ・カレーニナ(監督:ジョー・ライト)

トルストイの著作として知ってはいたけれど、『復活』だけで満足して今日まで読んでいなかった。それがどうして映画館に足を運んだのかよく分からないけれど・・・。まあともかく期待以上に面白かった。序盤は演出。劇場舞台と観客席、舞台裏、キャットウォ…

アーティスト

アーティスト コレクターズ・エディション [DVD]ポニーキャニオン発売日:2012-10-17ブクログでレビューを見る»ブルデュー社会学的世界をたのしめる作品。相対的に固有の歴史をもつある界において、年長者がより多くの文化的・経済的資本を持ち、また若年者…

1000000万年後の安全

アースデーでボランティア先のNGOの方から、いい映画の情報を聞きました。「誰にも保障できない10万年後の安全。放射性廃棄物の埋蔵をめぐって、未来の地球の安全を問いかけるドキュメンタリー。」ということで、フィンランドで開始された放射性廃棄物の初の…